神社は面白い!
こどものころ、毎年お正月は曾祖父のところへ行き、そこには山へ入る道があり、そこに小さな社がいくつか並んでいた。何の神様かは知らないが、1月1日にはそこにお参りにいっていた。
伝統もない。誰も管理をしている様子もない。
けれど、祖父は「正月にはいかなくてはいけないんだ。お参りをしなくてはいけないんだ。」と口にしていたことを記憶している。
子どものころから不思議に思っていた。何しにいっているのかもわかっていなかった。でも、そこが自分にとって一番古い記憶の神社だった。
大人になって、神社をよく知るうちに、こどものころから知っている神社は「ふつうの神社」とは違ったんだということに気がついた。
その後も神社を知り段々と面白いなと感じるようになると、どうしてもこどものころのあの神社がよみがえってくる。そうだ。あんな小さなGoogleMapの検索でも出てこないあの神社のように、あまり人に知られていない、小さな神社にスポットをあてて紹介していきたい。と思うようになった。